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2006/11/17

ビネット考

今年のレイコン応募作の中で私が一番気に入ったのはなんと言っても「こいのぼり砲」だったりするんですが。まあ、今年は規定が緩やかだったのに関らず、他に目につく作品はなかったですね。つまり、JupiterとかMarsとかいった類いのレイアウトのことで、来年以降募集要項がどうなるか分かりませんので、そういったレイアウトを世に問うチャンスだったかも‥‥‥え? お前が作れって? では、2年後にお会いしましょう(゚-゚)ノ

そういう意味で、今回は「ビネット」を世に問うたわけです。なお、総評には「気軽に作りはじめることができ」とありますが、作り出すだけでは意味がないんで、「完成させる」ことを数多く経験することによりスキルとモチベーションが上がる、というのがビネットの特徴の1つです。いずれにしても、世間一般に製作時間の短さが謳われることが多いようです。だがしかし!! 「マイクロ新大阪」の製作時間は、(もう1つのレイアウトと平行していたとはいえ)丸々2ヶ月を要していますし、その間3回も取材を行っています。短期間で完成できる、というのは、私自身が書いたこともありますが、しかし、時間を掛けたビネットもあるんだぞ、と見せたかったのが、この「マイクロ新大阪」なのでした。

さて、ビネットのそもそもの言葉の意味は「物語の一部を抜き出して表現したもの」であります。簡単に言えば、そこに「ストーリー性」がなくてはいけないということですね。時間の流れについては、レイコンの総評でも少し触れられています。これについては、昔「時間を内包する」という文章を書いたことがあるのでご参照ください。ビネットでなくても、普通のレイアウトでも時間の流れを盛り込むことは可能です。ちなみに‥‥‥「マイクロ新大阪」はストーリー性がないので、あれは実はビネットではなかったりします(マイクロレイアウトなわけね)。「夏の日の幻想」は、なにしろ幻想なので時間が止まっていたりします。時間軸があるレイアウトは一昨年やったので、それに対するアンチテーゼかも。まあ、今回はどちらも実在シーンの再現に追われた格好になり、創造性というものに欠けたなぁ、というのが反省点かも。何より「遊び心」がなかったですな。

Real0

▲文章ばかりなので、写真を一発:「マイクロ新大阪」で再現した踏切の資料写真です。クリックで拡大しますので、じっくりと「観察」してみてください。警報機、遮断機の他、非常ボタン、障害物検知装置などが見えます。ついでに、幻の阪急新大阪駅の高架ビームとか。「止まれ」の標識は丸くて大きな物ですが、他の踏切でも見られることから、JR西日本独自の物と思われます。警報機のてっぺんにはスピーカが付いていますが、VRMではI.MAGIC規格のものもTOMIX規格のものも、これがないのよねぇ、どこから音が鳴っているのやら。あと、写真にはないけど、踏切を作るのにぜひ欲しいのが「特殊信号発光機」5角形していて赤いランプがグルグル回るやつ。V4にはまだないけど、実現したらスクリプトで実際にグルグル光ると格好いいよなぁ、って踏切に支障があった時に光るんだけど(;^^) 第5号には「各種信号機」とあるんで期待しておこう。

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» 夏の日の幻想/啓明氏 [VRM入道]
以下はI.MAGiCレイアウトコンテスト2006参加作品のレビューです。作品は結果発表のページからダウンロード可能です。余裕があるな、と言うのが偽らざる初見の印象。 他参加者諸兄のレイアウト作品が、それぞれ銘々の能力いっぱいギリギリで作られているように見えるのに対し、啓明氏のそれは随所に遊び心があってゆとりがある。アーカイブに同梱されているPDFベースのガイドも然り。逆に言うと、“手抜き”とは言わないまでも、啓明氏は肩の力を抜いて「まぁ、賞は他の若い子に譲るから私は楽しませてもらうよ」というスタン... [続きを読む]

受信: 2006/11/20 16:47

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