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2007/11/13

静電気、アース、そして感電へ

いきなりですが、クイズです。さて、あなたは今から自作PCの組み立てをやろうとしています。まず、最初にするべきことは?

  1. 手を洗う
  2. 服を脱ぐ
  3. 部屋の換気

正解は、(1)で、次に(2)です。(3)は、ハンダ付けや塗装の場合には必要ですが、組み立てだけなら、まあ不要でしょう。さて、何かというと、これは静電気対策ですね。人体に溜まった静電気でPCパーツが壊れるのを防止するためです。

手を洗うというのは、水道水を通して静電気がアースされるからです。家庭で静電気対策するならこれが一番手っ取り早い方法です(洗濯機なんかのアースを水道管に繋ぐのも同じ理由からですが、あれはあくまで暫定的な方法なので念為)。ま、組み立てという厳粛な儀式を行う前に、身を清めるという意味からも手は洗った方がいいですね。

(2)については、衣服の摩擦が静電気の原因になるからです。とくに冬場、セーターを着ていると危ない。具体的には忘れましたが、セーターとシャツの材質が異なる場合、特に危険です。と言って、全部脱ぐ必要はないので、お薦めは靴下だけ脱ぐことです。裸足になれば、そこから静電気が逃げていく可能性が大きくなりますし、金属製の家具があれば、それに触れておくとよろしいです。あと、体質によっても静電気の溜まりやすい人とそうでない人がいるようですね。

t_seiden.jpg

ついでに、これがリストストラップというやつ。これを手首に装着してアースに繋ぐわけですが、PCの組み立てでそこまでするかぁ~ってところですね。以前勤めていた会社にも一部電子部品を製造するラインがあって、そこの作業者はこういうのをはめていたかも。

さて、以上はあくまで静電気対策について。これが強電:100VACとかをいじる場合は事情が違ってきます。家庭でそういうことがあるかどうか分かりませんが、もし生きている100Vを弄らないといけないことになったら、靴下を脱ぐどころかゴム底の靴をはいて作業するべきです。この場合は、人体がアースされていて電気が流れやすくなっていると危険、大地から絶縁する方が大事ということ。そこで、ちと体験談なんぞを。

以前いた工場で設備の電源関係を見てくれと言われたことがあったんですね。それで、継電器なんかが収納されている端子箱を調べることになったんですが、それはちと高い位置にあって、設備の上に乗らないと届かない。で、私としては、他の部署の機械ということもあって靴を脱いで上に乗って作業したわけです。現場の課長さんも礼儀正しいとかなんとか誉めてくれてくれたのですが、これが大不正解。しっかり感電してしまいましたとさ。しかも、200VACだったものでかなり来ましたぜ。ビリビリちゅうのが 100V程度ならせいぜい手首くらいまでなんですが、ひじくらいまで来ましたね。工場内ではごっつい安全靴というのを履くのですが、まあ、感電対策としても、ごっついのは伊達じゃないってことですな。

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